次点(読み)ジテン

デジタル大辞泉 「次点」の意味・読み・例文・類語

じ‐てん【次点】

最高点の次の点数。また、その点数をとった人。
入賞者や当選者の次にあたる得点・得票数。また、それを得た人。「選挙次点となる」
万葉集訓点の一。源順みなもとのしたごう梨壺なしつぼの五人による古点からのち、仙覚新点をつけるまでの、平安後期から鎌倉初期にかけてつけられた訓点。
[類語]次席次善二等

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「次点」の意味・読み・例文・類語

じ‐てん【次点】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 最高点の次の点数。また、それを得た人。
  3. 特に、選挙やコンテストなどで当選者に次ぐ点数。また、それを得た人。
    1. [初出の実例]「当選 四百三十票 奥田義人 次点 四百十八票 加藤高明」(出典:時事新報‐明治三六年(1903)三月三日)
  4. 万葉集訓点の一つ。古点(源順ら梨壺の五人の一〇世紀半ばごろの訓点)より後、仙覚が新点をつけるまでの、平安後期から鎌倉初期にかけてつけられた訓点。大江匡房、藤原基俊らが試みたといわれる。〔詞林采葉抄(1366)〕

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