土留(読み)ツチドメ

デジタル大辞泉 「土留」の意味・読み・例文・類語

つち‐どめ【土留(め)】

瓦屋根き土が滑り落ちるのを防ぐために、土居どいまたは裏板に横に打ちつける幅の狭い木。土留めざん
山や土手土砂崩れを防ぐために設けるさくくい山留め。どどめ。

ど‐どめ【土留(め)】

斜面土砂が崩れ落ちるのを防ぐために柵などを設けること。また、その工作物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「土留」の意味・読み・例文・類語

ど‐どめ【土留】

  1. 〘 名詞 〙 土砂がくずれ落ちたり流されたりするのを防ぐための工事。また、そのもの。つちどめ。
    1. [初出の実例]「前へ石橋を掛け裾通り一面溝際の地がすり、諸所へ土止(ドド)めの捨石」(出典歌舞伎有松染相撲浴衣(有馬猫騒動)(1880)序幕)

つち‐どめ【土留】

  1. 〘 名詞 〙 山・土手などの土砂が崩れ落ちるのを防ぐために設けたもの。やまどめ。どどめ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android