在留(読み)ザイリュウ

精選版 日本国語大辞典 「在留」の意味・読み・例文・類語

ざい‐りゅう‥リウ【在留】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一時、ある土地にとどまること。
    1. [初出の実例]「川除春普請之目論見等も有増見届、其時節迄在留有之」(出典:徳川禁令考‐前集・第四・巻三四・享保元年(1716)七月)
  3. 特に、外国にとどまり住むこと。
    1. [初出の実例]「同出島在留乃蛮人共、壹人も不残帰国被仰付」(出典:日本財政経済史料‐七・経済・外国通商・貿易規則・寛永一五年(1638))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の在留の言及

【住民票】より

…市区町村長が,住民基本台帳法(1967公布)に基づいて,住民の利便と国および地方公共団体の行政の合理化を目的として作成する住民に関する公文書。同法は日本国籍を有する者についてのみ適用され(住民基本台帳法39条),したがって外国人は〈住民〉ではなく,外国人登録法によって〈在留〉を登録する(「外国人登録法」は2012年に廃止)。住民票は原則として個人を単位として記載され,それを世帯ごとに編成して,住民基本台帳が作成される。…

※「在留」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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