地割制度(読み)ジワリセイド

デジタル大辞泉 「地割制度」の意味・読み・例文・類語

じわり‐せいど〔ヂわり‐〕【地割(り)制度】

ある一定土地共有とし、一定期間を限ってその土地の住民に割り当てて使用させ、期間が過ぎると割り当てなおした制度。割り替え。割り地。

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精選版 日本国語大辞典 「地割制度」の意味・読み・例文・類語

じわり‐せいどヂわり‥【地割制度】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、ある一定の土地を共有とし、一定の期間を限ってその土地の住民に割り当てて使用させ、その期間が終わった後、割りかえをする制度。割り地。

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旺文社日本史事典 三訂版 「地割制度」の解説

地割制度
じわりせいど

定期的に所有地交換(割りかえ)する慣行
古くからあるが,特に江戸時代,貢租負担の均一化農村の分解防止のため実施された。地味など耕地条件を考慮して配分加賀などでは藩の制度として実施された。また新田開発に際し,屋敷・耕地を一定単位で分けることもいう。

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百科事典マイペディア 「地割制度」の意味・わかりやすい解説

地割制度【じわりせいど】

割地・地割

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世界大百科事典(旧版)内の地割制度の言及

【沖縄[県]】より

… 奈良原県政の1899年から1903年にかけて,〈土地整理〉が実施された。これは沖縄社会の一大変革で,古琉球以来つづいた地割制度が廃止され,土地の私的所有権が認められた。かくして村落共同体社会の秩序は,上から資本制的社会に改変させられていった。…

※「地割制度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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