地家室(読み)じかむろ

日本歴史地名大系 「地家室」の解説

地家室
じかむろ

[現在地名]東和町大字地家室

屋代やしろ島の南端部に位置し、西から北西にかけては外入とのにゆう村、東から北東側は西方にしがた村と接する。南側は海に面し、海上に沖家室おきかむろの島を望む。沖家室との間の海峡家室迫戸かむろぜとといい、潮流は速く、航行の危険な所であった。

地家室は近世初頭、西方村の支村であった(注進案)。慶長一五年(一六一〇)検地帳には村名はなく、寛永三年(一六二六)の熊野帳では家室と記される。その後「地下上申」ではこの家室が二村に分れ、地家室・沖家室となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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