地脈(読み)チミャク

デジタル大辞泉 「地脈」の意味・読み・例文・類語

ち‐みゃく【地脈】

地層の連続した筋。
地下水通路

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精選版 日本国語大辞典 「地脈」の意味・読み・例文・類語

ち‐みゃく【地脈】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 地層の連続した筋。また、大地の意。
    1. [初出の実例]「地脈生相寄、天姿勢不容」(出典菅家文草(900頃)五・賦葉落庭柯空)
    2. 「既にして明(よあけ)に向へば則ち門戸を開き、道を清め洒掃して、天気于(ここ)に入り地脈于に長ず」(出典:山鹿語類(1665)二一)
    3. [その他の文献]〔史記‐蒙恬伝〕
  3. 地下水の通りみち。

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普及版 字通 「地脈」の読み・字形・画数・意味

【地脈】ちみやく

山なみ。地下水。また、地坑。〔北堂書鈔、一五八に引く晋・周処の風土記〕太湖中にり。山下に洞り。地中を潛行し、ぜざる無し。之れを洞と謂ふなり。

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世界大百科事典(旧版)内の地脈の言及

【気】より

…大地の中にも土や岩の空隙を縫って〈地気〉が走っている。そのコースを〈地脈〉という。風水説では,この地脈を〈竜〉とよび,そのなかでも生気のわだかまる所を特に〈穴〉とよび,そこに墓を営むと生気が死者の肉体を媒介にして子孫に感応し,その家は栄えるという。…

※「地脈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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