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地震空白域 じしんくうはくいき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地震空白域
じしんくうはくいき

長期間地震が発生していないが発生の可能性がある地域,または地震活動が一時的に低下した地域。海溝沿いの震源域のすきまなど,地震発生の可能性が高いにもかかわらず,地震がまったく,もしくはほとんど起こっていない場所を第1種空白域という。日常的な微小地震が一時的に収まっている地域は第2種空白域といい,その出現はその範囲を震源域とする大地震の前兆現象である場合がある(→ドーナツ現象)。1973年の根室半島沖地震は,1854年以来大地震がなかったため空白域として注目されていた場所で起こった。メキシコミチョアカン州の太平洋岸にもかつて空白域があり,1985年にメキシコ地震が発生した。そのすぐ隣には同程度の広さのゲレロ空白域が確認されている。

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知恵蔵の解説

地震空白域

近年大地震が起こっていない領域、もしくは、大地震の前に地震活動が低下した領域。空白域の周辺で地震活動が活発化することがあり、ドーナツ・パターンと呼ばれる。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

デジタル大辞泉の解説

じしん‐くうはくいき〔ヂシンクウハクヰキ〕【地震空白域】

長い期間、大地震が発生せず、周囲に比べて異常に地震活動が低い地域。あるいは、中・小規模の地震の活動が一時的に低下した地域。前者を第一種地震空白域、後者を第二種地震空白域とよび、いずれも大地震が発生する可能性が高い場所とされる。

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大辞林 第三版の解説

じしんくうはくいき【地震空白域】

空白域

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世界大百科事典内の地震空白域の言及

【地震予知】より

…さらに地震の発生時期に近づくと,来るべき震源域では逆に極端に静穏化する傾向がある。これが地震空白域の出現である。その場合,空白域を取り巻く周辺の活動がかえって活発化し,ドーナツパターンを形成することもある。…

※「地震空白域」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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