坂田藤十郎(初代)(読み)さかた とうじゅうろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂田藤十郎(初代)」の解説

坂田藤十郎(初代) さかた-とうじゅうろう

1647-1709 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
正保(しょうほ)4年生まれ。父は京都の座本坂田市右(左)衛門。延宝6年「夕霧名残(なごり)の正月」の藤屋伊左衛門が当たり役となる。元禄(げんろく)6年ごろから近松門左衛門とくんで上方歌舞伎の和事を完成させた。芸風は写実的でせりふ回しにすぐれていた。宝永6年11月1日死去。63歳。通称は伊右(左)衛門。俳名は冬貞,冬藤。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android