デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坊城俊実」の解説 坊城俊実 ぼうじょう-としざね 1296-1350 鎌倉-南北朝時代の公卿(くぎょう)。永仁(えいにん)4年生まれ。藤原定資(さだすけ)の子。坊城家の祖。文保(ぶんぽ)2年参議となり,大嘗会検校(だいじょうえけんぎょう)・造東大寺長官を兼任した。元弘(げんこう)の乱で光厳(こうごん)天皇が即位すると,重用され権(ごんの)中納言にすすむ。近江(おうみ)(滋賀県)番場宿で六波羅(ろくはら)探題の軍がほろび,天皇が捕らえられると出家。貞和(じょうわ)6=正平(しょうへい)5年2月23日死去。55歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例