埋立て地(読み)うめたてち(その他表記)filled ground

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「埋立て地」の意味・わかりやすい解説

埋立て地
うめたてち
filled ground

土地として利用するため,海,川,湖沼などの水面に土砂を堆積して造成された陸地。埋立て用の土砂は陸上の山などを掘削して得る場合と,水底の土砂をさらい上げて供給する場合とがある。大規模な海水面の埋立てには後者の土を用いることが多い。その際,サンドポンプにより水底の土砂を水とともに吸入管から吸上げ,排送管で埋立て地域内に吐き出す工法がおもに採用される。埋立て工事の難易は水深や土質と関係し,浅海で少量の泥土を含む細砂の場合がよく,河川が流入する湾内が好適地。埋立て地は工場用地,火力発電所,港湾施設,都市施設,空港などに利用される。日本では,公共水面の利用から公有埋立て地が原則である。大規模な敷地が必要な製鉄,電力,石油精製,石油化学などの臨海性装置工業の用地として使用されることが多かったが,ウォーターフロント開発として 1980年代より都市開発の中心になりつつある。東京臨海副都心,横浜みなとみらい 21,千葉幕張副都心,神戸の六甲アイランドおよびポートアイランドなどは代表的なプロジェクトである。埋立てに伴う漁業権の補償が問題となる場合もある。

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