精選版 日本国語大辞典 「基本組織」の意味・読み・例文・類語 きほん‐そしき【基本組織】 〘 名詞 〙 植物体の表皮と維管束以外の組織。茎や根の皮層や髄、葉の葉肉の部分など。生理的には、同化組織、貯蔵組織、貯水組織など、形態的には柔組織、厚膜組織などに分けられる。原本組織。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「基本組織」の意味・わかりやすい解説 基本組織きほんそしき 維管束植物の植物体において、表皮組織と維管束組織を除く他の部分を構成する組織の総称。植物体の大部分を占め、主として柔組織からなるが、形態的にも生理的にも多種多様な組織を含む。双子葉植物の茎のように維管束が環状に配列する場合、基本組織は維管束の外側は皮層(ひそう)、内側は髄とよばれる。根では皮層だけで髄を欠く場合が多く、また葉の基本組織は葉肉(ようにく)とよばれ、もっぱら光合成を行う。[相馬研吾] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例