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貯水組織 ちょすいそしきstorage tissue

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

貯水組織
ちょすいそしき
storage tissue

植物の貯蔵組織の一種で,水分をたくわえて乾燥を防ぐもの。ムラサキツユクサベゴニアなどは多層表皮のうち第2層以下が水分をたくわえる組織をつくっており,リュウゼツランアロエなどは貯水組織が葉肉の細胞に混っている。ラン科サボテン科植物の貯水組織は茎が多肉状になっている。

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デジタル大辞泉の解説

ちょすい‐そしき【貯水組織】

植物の貯蔵組織の一種で、水分をたくわえる柔組織。乾燥地に生育するものの葉や茎に多く、ムラサキオモト・リュウゼツランなどにみられる。

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大辞林 第三版の解説

ちょすいそしき【貯水組織】

植物の貯蔵組織の一。水分をたくわえるのに適した組織で、乾燥地の植物によく発達。ベゴニア・インドゴムノキの葉の多層組織など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

貯水組織
ちょすいそしき

柔組織の一種で、水分を蓄えている組織をいう。サボテン、アロエ、リュウゼツランなど乾燥地に生える多肉植物によく発達している。貯水組織の細胞壁は薄く、通常、縦に長い大形の生きた細胞の列からなり、葉緑体を欠き、大きな液胞中に多量の水分と粘液を含んでいる。ムラサキオモトやペペロミア(スナゴショウ)などの比較的厚い葉では、貯水組織は表皮下の葉肉内に存在する一ないし数列の細胞からなる。[相馬研吾]

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世界大百科事典内の貯水組織の言及

【貯蔵組織】より

…植物の貯蔵組織に蓄えられた養分は,その植物自体のためだけでなく,ヒトを含めて動物一般の栄養源として重要な意味をもっている。多肉植物などによくみられる貯水組織water storage tissueも,養分を蓄えるわけではないが,ひろい意味では貯蔵組織の一つとして扱われる。貯水組織は水を蓄えていて乾燥期に役だてるもので,乾燥しやすい地域の植物によくみられる。…

※「貯水組織」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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