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基礎的不均衡 きそてきふきんこう fundamental disequilibrium

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

基礎的不均衡
きそてきふきんこう
fundamental disequilibrium

国際通貨基金 IMF為替相場制度である平価主義の平価変更を認める条件。 IMF協定条文には基礎的不均衡の定義はみられないが,(1) 加盟国の国際収支が異常な赤字ないしは黒字を記録し,激しいデフレーション的総需要の縮小,あるいは激しいインフレーション的総需要の拡張をあえてしなければ均衡化しないとき,(2) またその国の賃金・物価水準が国際的賃金・物価水準から著しく乖離 (かいり) したため,加盟国の平価が大幅な過大評価ないしは過小評価に陥っているときと一般には考えられている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典内の基礎的不均衡の言及

【IMF】より


[目的と組織]
 IMF設立の目的は,1930年代における保護貿易主義と為替切下げ競争の苦い経験にかんがみ,為替相場の安定と為替制限の撤廃をはかることにより,高水準の雇用と実質所得の増進を達成しようとするものであった。安定的為替相場実現のためには,加盟国に金(実際は金との交換性を同意した米ドル)を尺度として平価を設定させて上下1%の範囲内に維持させる固定相場制を採用し,その変更は,国内均衡を犠牲にしなければ国際均衡を回復できないいわゆる〈基礎的不均衡〉にある場合にのみ許されることとした。また国際収支の均衡回復までの期間,国際収支の赤字をファイナンスするために外貨を必要とするとき,IMFが当該国の財政金融政策に注文をつけると同時に,IMFから借入国は自国通貨を代償に,交換可能通貨の購入ができる形をとり,通常3年ないし5年の融資を受けられることとした。…

【国際通貨制度】より

…しかし場合によっては,財政金融の引締政策をとっても国際収支の改善が難しい場合がでてくる。加盟国の基礎的経済条件(ファンダメンタルズfundamentals)の相対的な弱体化のために,現行の為替相場では国際収支の赤字を解消できなくなったとき,IMFはそれを基礎的不均衡とみなし,為替相場の調整的切下げを認めることになっていた。この固定為替相場制が調整可能な釘付けadjustable pegとよばれたのは,そのためである。…

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