堕涙(読み)だるい

精選版 日本国語大辞典 「堕涙」の意味・読み・例文・類語

だ‐るい【堕涙】

  1. 〘 名詞 〙 涙をこぼすこと。落涙。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「読む人をして扼腕堕涙(ダルイ)せしむるは則ち情を以て主としたる詩歌の感応力なり」(出典詩文の感応力(1889)〈内田魯庵〉)
    2. [その他の文献]〔徐陵‐司空章昭遠墓誌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「堕涙」の読み・字形・画数・意味

【堕涙】だるい

なみだを流す。〔晋書、羊伝〕襄陽百姓山(けんざん)の憩のに、を立て、時に祭す。其の涕せざる(な)し。杜預、因りて名づけて墮と爲す。

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