精選版 日本国語大辞典 「杜預」の意味・読み・例文・類語
ど‐よ【杜預】
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「とよ」とも読む。中国、晋(しん)代の学者、政治家。杜陵(どりょう)(陝西(せんせい)省)の人。字(あざな)は元凱(げんがい)。河南尹(かなんいん)、秦(しん)州刺史(しし)などを歴任し、鎮南大将軍となった。呉(ご)を平定した功により当陽県侯に封ぜられたが、晩年は学問に専注した。著書に『春秋経伝集解(しゅんじゅうけいでんしっかい)』『春秋釈例』などがある。『春秋経伝集解』は、従来『春秋』の経文と『左氏伝(さしでん)』とが別になっていたものを一書にまとめ、経文に対応するように『左氏伝』の文を分け、春秋義例説を確立し、春秋学としての左氏学を集大成した。『春秋釈例』(輯佚(しゅういつ)書)では、『春秋』の義例を具体的に説明するとともに、土地名、系譜、暦日などを考証・図解した。また訓詁(くんこ)面でも、先儒の注のよいものを集めて、春秋学における『左氏伝』の地位を位置づけた。
[安居香山 2016年1月19日]
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…これらの水車は揚水のほか,脱穀,製粉等穀類の各種の調整に使用されたが,史料的にその構造ははっきりしない。華北の地形から考えて上掛水車は特殊で,下掛か胸掛の水車が一般的と思われ,また杜預(どよ)が八磨を作ったというから運動方向を転換させる方法も知っていたはずであるが,詳しい構造はわからない。 水車の構造がはっきりするのは元の王禎が彼の《農書》で農器具を初めて図示してからで,それには揚水機として筒車,水転翻車,水転高車,穀物調整用の卧輪水磨,水礱,水碾,水転連磨,そのほか水転大紡車,水排(水力ふいご)が図示されており,図は力学的に正確とはいえないが,構造の大要がわかる。…
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