事典 日本の地域ブランド・名産品 「堺線香」の解説
堺線香[仏壇・仏具]
さかいせんこう
堺市・大阪市・岸和田市で製作されている。16世紀末頃に中国から線香の製法が堺に伝わり、国内で初めて線香がつくられたという。江戸時代には、すでに産地を形成していた。楠の一種である椨の粉に香料を加え、熱湯で練り合わせてつくられる。盆切り・整形・乾燥などの伝統技法がある。現在も香料の調合は研究がつづけられ、時代にあった改良がなされている。大阪府伝統工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報