塗絵(読み)ヌリエ

デジタル大辞泉 「塗絵」の意味・読み・例文・類語

ぬり‐え〔‐ヱ〕【塗(り)絵】

紙に絵の輪郭だけが描かれたもの。これに色を塗って遊ぶ。

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精選版 日本国語大辞典 「塗絵」の意味・読み・例文・類語

ぬり‐え‥ヱ【塗絵】

  1. 〘 名詞 〙 玩具一つ。色を塗るように輪郭だけ描いてある絵紙
    1. [初出の実例]「まるで子どものぬり絵のような紙があります」(出典:おしゃれ案内(1956)〈マダム・マサコ〉六)

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改訂新版 世界大百科事典 「塗絵」の意味・わかりやすい解説

塗絵 (ぬりえ)

画用紙などに子ども向きのさまざまな絵の輪郭だけが描いてあり,この輪郭に合わせて色を塗っていく絵紙。これを数枚とじ合わせた塗絵帳が小物玩具として売られ,児童雑誌などの付録にも用いられる。絵柄は女の子を中心にした生活風俗,漫画,テレビ番組の人気者などが多い。学齢前後の幼女にことに親しまれ,第2次大戦直後には〈きいちのぬりえ〉(蔦谷喜一画)が爆発的な人気を得た。欧米では19世紀ごろ紙製のおもちゃとして生まれ,日本では色鉛筆が登場した大正期から,幼稚園,小学校の図画教育興隆にともなって出回るようになった。
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