日本歴史地名大系 「塩竈村」の解説
塩竈村
しおがまむら
- 宮城県:塩竈市
- 塩竈村
現塩竈市のうち島嶼部(桂島・野々島・寒風沢島)および牛生地区(現多賀城市に属する大代村の一部)を除く全域を占める。東に開ける塩竈湾は平安時代の和歌に
〔中世〕
弘安八年(一二八五)家景の嫡孫家広は、相伝所領を子息家政に譲ったが(四月二七日「留守家広譲状」留守文書)、なかに「しほかまの
塩竈村
しおがまむら
- 岩手県:水沢市
- 塩竈村
北上川の右岸、現水沢市市街地の中心部を占めていた村。水沢とよばれていた地域に近世に入って成立した村で、村名は当地鎮座の塩竈神社に由来する。村域北部に中世以来の水沢城(要害)があり、外堀内の城郭と家中小路、外堀外の家中小路と町人町水沢六町(水沢町)は、郷帳のうえでは塩竈村に含まれるが行政上では村扱いから外され、城主の仙台藩一門留守氏の支配下にあった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報