塵滓(読み)ジンシ

デジタル大辞泉 「塵滓」の意味・読み・例文・類語

じん‐し〔ヂン‐〕【××滓】

ちりとかす。けがれ。また、俗世間のけがれ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塵滓」の意味・読み・例文・類語

じん‐しヂン‥【塵滓】

  1. 〘 名詞 〙 ちりとおり。ごみとかす。けがれ。また、世の中のけがれ。俗気
    1. [初出の実例]「塵滓之郷去迢々些、城中聖些、空黛色」(出典経国集(827)一三・奉和太上天皇青山歌〈良岑安世〉)
    2. 「その優しく愛らしく、些(ちと)の塵滓(ヂンシ)を留めざる美しさは」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉歌女)
    3. [その他の文献]〔顔氏家訓‐勉学〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「塵滓」の読み・字形・画数・意味

【塵滓】じん(ぢん)し

けがれ。〔許彦周詩話〕東坡の詩、指して輕(かろがろ)しく議すべからず。詞源は長河大江の沙を飄(ただよ)はし沫を卷き、~皆れに隨ふが如し。~沈泉幽(いうかん)、澄澤(ちようたく)靈沼、愛すべく喜ぶべく、一點の塵滓無し。

字通「塵」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android