(読み)ジョウ

デジタル大辞泉 「壌」の意味・読み・例文・類語

じょう【壌〔壤〕】[漢字項目]

常用漢字] [音]ジョウ(ジャウ)(漢) [訓]つち
耕作に適した土。「土壌
国土大地。「雲壌天壌

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「壌」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 16画

(旧字)壤
20画

[字音] ジョウ(ジャウ)
[字訓] つち

[説文解字]

[字形] 形声
旧字は壤に作り、襄(じよう)声。襄にゆたかなるものの意がある。〔説文〕十三下に「柔らかき土なり」、〔玉〕に「地の肥なるを壤と曰ふ」とあって、一度砕いた柔らかな土をいう。〔書、禹貢〕の〔伝〕に「塊(つちくれ)無きを壤と曰ふ」とあって、耕土の意である。

[訓義]
1. つち、耕土、やわらかな土。
2. 土地、地域の地。
3. 穣と通じ、みのる、ゆたか。

[古辞書の訓]
名義抄〕壤 チリ・ツチクレ・サカヒ・ツチ・コマカニ・ササク・クニノサカヒ・ウクロモチ・ハララク〔立〕壤 サカヒ・ツチクレ・ツチササラ・ウゴカシ・マロカセル

[語系]
壤・(醸)・穰(穣)njiangは同声。は益州の語で肥満の人をいい、醸、酒がむれて、柔らかく盛りあがるような状態をいう。穣穣五穀の茂る意である。

[熟語]
壌歌壌界・壌室壌樹壌壌壌石壌壇・壌地・壌中・壌・壌土壌比壌墳・壌末・壌力
[下接語]
雲壌・下壌・蟻壌・撃壌・荒壌・膏壌・黒壌・沙壌壌・霄壌・接壌・天壌・田壌・土壌・肥壌・糞壌・僻壌辺壌・豊壌・幽壌・沃壌

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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