デジタル大辞泉 「声曲」の意味・読み・例文・類語 せい‐きょく【声曲】 1 詞章に節をつけて歌うもの。2 日本の伝統音楽で、声楽曲のこと。雅楽・能楽・声明しょうみょうなどは含めず、主に近世の三味線音楽についていう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「声曲」の意味・読み・例文・類語 せい‐きょく【声曲】 〘 名詞 〙① 声を用いる楽曲。器楽曲でない音楽。[初出の実例]「三重の声曲をなし、せめをふんで、舞入る風躰なるべし」(出典:三道(1423))[その他の文献]〔春秋左伝注‐襄公二九年〕② 日本の伝統音楽では主として三味線音楽をさす。雅楽・能楽・箏曲・琵琶(びわ)などは含まないのが普通。弘化四年(一八四七)刊行の「声曲類纂」(斎藤月岑著)などが有名な例。現在では「三味線声曲」と複合して使うことが多い。[初出の実例]「史的事実と戯曲小説との関係は不則不離で、声曲に於ける声と鳴り物の関係に似てゐる」(出典:耳を掻きつつ(1934)〈長谷川伸〉昨事・今事・史実) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例