夏女遺跡(読み)なつめいせき

日本歴史地名大系 「夏女遺跡」の解説

夏女遺跡
なつめいせき

[現在地名]錦町木上 夏女

人吉(ひとよし)盆地の中央部、球磨(くま)川右岸の標高約一八〇メートルの扇状台地上に位置する遺跡。農免道路の建設に先立ち発掘調査を行った。発掘した区域は道路幅にあたる幅七−八メートル、長さ三六〇メートルの限られた面積であったが、多くの遺構・遺物が出土した。計六八軒分の竪穴住居跡を検出したが、全体では数百軒分に及ぶ竪穴があると想定される。竪穴の平面形は円形・方形・不定形があり、内側にベッド状遺構をもつものがある。土器は弥生後期から古墳時代前期に編年される土器群(甕・壺・高杯・鉢)、免田式土器が出土、免田式土器の分布圏に近いためか、紋様に多くのバリエーションあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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