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夏草の ナツクサノ

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デジタル大辞泉の解説

なつくさ‐の【夏草の】

[枕]
夏草の生い茂る野の意から、「野」を含む地名「野島」に掛かる。
「―野島が崎に舟近付きぬ」〈新拾遺・羇旅〉
夏草が日に照らされてしなえる意から、「思ひ萎(しな)ゆ」に掛かる。
「―思ひ萎えて嘆くらむ」〈・一三八〉
夏草が繁茂するところから、「繁し」「深し」に掛かる。
「―繁き思ひは」〈新勅撰・恋二〉
夏草を刈る意から、「刈る」と同意を含む「仮」「仮初(かりそめ)」に掛かる。
「―仮初にとて来しかども」〈能因集

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大辞林 第三版の解説

なつくさの【夏草の】

( 枕詞 )
夏草の生える野の意から、地名「野島の崎」にかかる。 「 -野島の崎に舟近付きぬ/万葉集 250
日に照らされる夏草のようにの意で、「思ひしなゆ」にかかる。 「 -思ひしなえて偲しのふらむ/万葉集 131
地名「あひねの浜」にかかる。かかり方未詳。 「 -あひねの浜の蠣貝かきがいに/古事記
夏草のようにの意で、「深く」「繁しげく」などにかかる。 「 -深くも人の思ほゆるかな/古今 恋四」 「 -繁き思ひは/新勅撰 恋二

出典|三省堂
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