外傷性くも膜下血腫(読み)がいしょうせいくもまくかけっしゅ(その他表記)Traumatic Subarachnoid Hematoma

家庭医学館 「外傷性くも膜下血腫」の解説

がいしょうせいくもまくかけっしゅ【外傷性くも膜下血腫 Traumatic Subarachnoid Hematoma】

[どんな病気か]
 脳を包むいちばん内側軟膜(なんまく)とその外側くも膜の間(くも膜下腔(まくかくう))に出血し、血のかたまり(血腫(けっしゅ))ができたものです。
 くも膜下腔には脳脊髄液(のうせきずいえき)が流れているので、血腫ができることはまれです。
 特別な治療は必要ないのがふつうですが、脳挫傷によって生じている場合などは重症です。
 頭痛があれば鎮痛薬内服するなど、症状に応じて治療します。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android