多武尾遺跡(読み)たぶおいせき

日本歴史地名大系 「多武尾遺跡」の解説

多武尾遺跡
たぶおいせき

[現在地名]大分市横尾

大野川河口から六キロほど上流左岸、同川のつくる河口平野を望む標高三〇メートルほどの低段丘上にある。昭和五四年(一九七九)から五六年にかけて大分市立大東だいとう中学校の移転建設に伴う発掘調査で、弥生時代の集落跡と中世の掘立柱建物などが発掘された。弥生時代の遺構としては竪穴住居跡三棟のほか溝遺構が発掘されている。とくに興味を引くのは南北方向に延びる溝である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む