夜廻り(読み)よまわり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「夜廻り」の意味・わかりやすい解説

夜廻り
よまわり

夜間に、警戒用心などのために巡り歩くこと。またその人をさす。とくに火災予防のため行うことが多い。一般には、町内ごとに当番を決めて組をつくり、拍子木(ひょうしぎ)を打ちながら回る。

 江戸幕府は火災の警戒のために下記のような役職等を置いた。(1)江戸城内の火災の予防のための職。目付配下で、表、奥の2種があって組頭が監督する。本丸のほか、西の丸、二の丸にも置かれた。(2)幕府の管理する、浅草御蔵(おくら)、増上寺、寛永寺湯島聖堂などの火の番を行う。これらは諸所火之番とよばれ、部署によって浅草御蔵火之番、増上寺火之番などと称した。(3)譜代大名に対して命じた課役。江戸城の本丸、西の丸、二の丸、吹上(ふきあげ)御物見などの火災予防にあたった。

[芳井敬郎]

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