夜摩天・耶摩天(読み)やまてん

精選版 日本国語大辞典 「夜摩天・耶摩天」の意味・読み・例文・類語

やま‐てん【夜摩天・耶摩天】

〘名〙 仏語六欲天の第三天。常に光明に包まれた昼夜の別がない天で、ただ蓮の花の開閉で時を知り、不思議の歓楽を受けるという。その一昼夜人間界の二百年に相当する。炎天夜摩
往生要集(984‐985)大文一「以人間二百歳、為夜摩天一日夜、其寿二千歳」 〔仏地論‐五〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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