夢騒がし(読み)ユメサワガシ

デジタル大辞泉 「夢騒がし」の意味・読み・例文・類語

ゆめさわが・し

夢見が悪くて、胸騒ぎがする。夢見騒がし。
「人々も―・しく聞こゆるに」〈栄花・疑ひ〉
[類語]まがまがしい不吉不祥凶事凶兆厄日悲運衰運不祝儀縁起でもない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夢騒がし」の意味・読み・例文・類語

ゆめ【夢】 騒(さわ)がし

  1. 夢見が悪くて胸騒ぎがする。悪い夢を見て、不吉な予感がする。ゆめみさわがし。
    1. [初出の実例]「怪しく心走りのするかな。ゆめもさはがしとの給はせたりつ。宿直人、よくさぶらへ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android