大口喜六(読み)オオグチ キロク

20世紀日本人名事典 「大口喜六」の解説

大口 喜六
オオグチ キロク

明治〜昭和期の政治家 衆院議員(政友会)。



生年
明治3年5月25日(1870年)

没年
昭和32(1957)年1月27日

出生地
愛知県豊橋

学歴〔年〕
東京帝大医科大学薬学科〔明治23年〕卒

主な受賞名〔年〕
豊橋市名誉市長〔昭和13年〕,豊橋市名誉市民〔昭和28年〕

経歴
薬局を営業、明治26年改進党に入党、28年豊橋町議、31年豊橋町長となり、36年愛知県議を兼任。39年市制施行で40年初代豊橋市長となった。45年衆議院選に当選、犬養毅傘下の国民党革新倶楽部に所属したが、同倶楽部が政友会と合同して政友会所属となる。当選10回。この間、大正9年豊橋市議会議長、昭和2年田中義一内閣の大蔵政務次官。3年田中政友会内閣の多数派工作に、武藤山治実業同志会政実協定を結んだ。また矢作水力、東京化学工業重役、国民更生金庫理事長も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「大口喜六」の解説

大口 喜六
オオグチ キロク


肩書
衆院議員(政友会)

生年月日
明治3年5月25日

出生地
愛知県豊橋

学歴
東京帝大医科大学薬学科〔明治23年〕卒

経歴
薬局を営業、明治26年改進党に入党、28年豊橋町議、31年豊橋町長となり、36年愛知県議を兼任。39年市制施行で40年初代豊橋市長となった。45年衆議院選に当選、犬養毅傘下の国民党、革新倶楽部に所属したが、同倶楽部が政友会と合同して政友会所属となる。当選10回。この間、大正9年豊橋市議会議長、昭和2年田中義一内閣の大蔵政務次官。3年田中政友会内閣の多数派工作に、武藤山治の実業同志会と政実協定を結んだ。また矢作水力、東京化学工業重役、国民更生金庫理事長も務めた。

受賞
豊橋市名誉市長〔昭和13年〕 豊橋市名誉市民〔昭和28年〕

没年月日
昭和32年1月27日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大口喜六」の解説

大口喜六 おおぐち-きろく

1870-1957 明治-昭和時代前期の政治家,経営者
明治3年5月25日生まれ。豊橋町長,愛知県会議員などをへて,明治40年初代豊橋市長となる。45年衆議院議員(当選10回,日本自由党)。田中義一内閣の大蔵政務次官。矢作水力,東京化学工業などの取締役もつとめた。昭和32年1月27日死去。86歳。三河(愛知県)出身。帝国大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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