コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

実業同志会 じつぎょうどうしかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

実業同志会
じつぎょうどうしかい

日本の政党。大正末期に結成された新興政党で,1923年に鐘紡社長の武藤山治が,中小企業を組織して,既成政党に対して新政治勢力をつくろうと大阪で創立した。 24年の総選挙では8人を当選させたが,中小企業の組織化に成功せず,28年の総選挙では4議席しかとれなかった。 29年に国民同志会と改称し,32年に解散。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

実業同志会【じつぎょうどうしかい】

1923年鐘淵紡績社長武藤山治が,政界浄化,産業振興,諸営業税撤廃を掲げて組織した小政党。第50議会では治安維持法制定に挙党一致で反対したが,武藤の個人的色彩が強く,実際には政友会別働隊として動いた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

じつぎょうどうしかい【実業同志会】

大正末期から昭和初期にかけ,小資本家と小ブルジョア層を基盤として活躍した自由主義政党。1923年4月鐘淵紡績社長武藤山治を会長に,大日本実業組合連合会を母体として結成された。〈政界革新〉を旗印に,普通選挙による純真な立憲政治の確立,軍縮,政官界の弊風刷新,営業税などの悪税廃止,行財政整理,産業の国営反対,社会政策の実行など,主として経済的自由主義を主張した。そのめざすところは,労働者階級の進出に対抗して資本家階級を結集し,革命を予防し安定したブルジョア的秩序を築くところにあった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

実業同志会
じつぎょうどうしかい

1923年(大正12)4月24日、鐘淵(かねがふち)紡績会社社長武藤山治(むとうさんじ)が結成した政党。武藤は軍事救護法制定運動や営業税反対運動などを行ってきたが、米騒動に衝撃を受け、階級闘争防止のためには生活難の原因である政治腐敗を除去しなければならないとし、「政界革新」を旗印に、関西地方の中小商工業者の組合を糾合して、実業同志会を結成した。翌年の総選挙で八議席を得、治安維持法案に反対し、震災手形処理法案を政商救済として糾弾した。28年(昭和3)の総選挙では当選4名にとどまったが、キャスティング・ボートを握り、政友会との政策協定(政実協定)を結んだ。29年国民同志会と改称したが、少数党の限界を破れず、32年1月解散した。[江口圭一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

実業同志会の関連キーワード羽室 庸之助大口 喜六武藤 山治八木 幸吉田中 譲添田寿一中浜哲

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android