日本歴史地名大系 「大威徳寺」の解説 大威徳寺だいいとくじ 大阪府:岸和田市大沢村大威徳寺[現在地名]岸和田市大沢町 牛滝町和泉市との境界にそびえる岩雄(いわお)山の西方、牛滝(うしたき)川沿いにある。天台宗、山号牛滝山、本尊は大威徳明王・不動明王・阿弥陀如来の三尊。牛滝寺ともいう。「和漢三才図会」に「牛滝庄に在り。四十坊本坊方は真言、穀屋方は天台 役の行者の草創にして弘法大師、恵亮和尚の経歴する所なり」とあり、「泉州志」にも「牛滝山大威徳寺者先仏之所游化霊神之所窟宅、役行者草創之弘法大師恵亮和尚所経歴也、古者山名石蔵五山有転法輪峯」とみえる。役行者開創はともかく、当地が古くから葛城修験の霊場であったことは確かであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by