デジタル大辞泉 「大数」の意味・読み・例文・類語 たい‐すう【大数】 1 値の大きい数。また、物の数が多いこと。2 おおよその数。概数。3 おおよそ。あらまし。副詞的にも用いる。「此の扇子と申す物が、―骨の十本有る物でござる」〈虎寛狂・萩大名〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「大数」の意味・読み・例文・類語 たい‐すう【大数】 〘 名詞 〙① 大きな数。また、物の数が多いこと。多数。[初出の実例]「鼠 ネズミ 見二吏舎一厠中鼠食二不潔一近レ人大数(たいスウ)驚恐」(出典:文明本節用集(室町中))「英国より他邦に輸出するところの磁器、八億四百万の大数に及べり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三)[その他の文献]〔史記‐淮陰侯伝〕② おおよその数。あらましの数。概数。[初出の実例]「其時に相別廿年になる歟とをせられたれば、十八年でさうと云われた、大数をこそ云たれとをせられたぞ」(出典:百丈清規抄(1462)二)③ ( 副詞的に用いることもある ) おおよそのところ。あらまし。ほぼ。だいたい。概略。[初出の実例]「又此三材長百余尺。大数十囲。坦途熟路。賁育難レ移」(出典:済北集(1346頃か)七)「聞く人追々に行きてほり得たれば、大数二百両につもりしとぞ」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一四四) おお‐かずおほ‥【大数・元数】 〘 名詞 〙 おおよその数。たいすう。[初出の実例]「使者を諸国に遣して、民の元数(オホカズ)を録す」(出典:日本書紀(720)大化元年九月(北野本訓)) おお‐すうおほ‥【大数】 〘 名詞 〙 ⇒たいすう(大数) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例