大板(読み)オオイタ

デジタル大辞泉 「大板」の意味・読み・例文・類語

おお‐いた〔おほ‐〕【大板】

茶の湯で、風炉を据える敷板一種寸法は1辺1尺4寸(約43センチ)のものと、長板二分したものとがある。

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精選版 日本国語大辞典 「大板」の意味・読み・例文・類語

おお‐いたおほ‥【大板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大きな板。
    1. [初出の実例]「それにお前さん方の羽子板は、大板(オホイタ)でござりますから、一倍重うござりませう」(出典:歌舞伎・奴凧廓春風(1893))
  3. 点茶のときに茶道具を飾りつける板の一種。小風炉を取り合わせるのがふつう。寸法は一辺が一尺四寸四分(約四三センチメートル)。台子の板幅を四角にしたもの。
    1. [初出の実例]「小板には大風炉、大板には小風炉を置也。小板には別に置物なし。大板には色々奥に〈略〉置」(出典:南方録(17C後)棚)

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