大桁山(読み)おおげたやま

日本歴史地名大系 「大桁山」の解説

大桁山
おおげたやま

東の富岡市、北の妙義みようぎ町、西・南の下仁田しもにた町にまたがってそびえる。標高八三五・九メートル。南と西にかぶら川の支流が流れ、北北西に妙義山塊が連なる。鏑川中流域の平坦部からみると、西方にきわだつ姿である。主峰けんが峯(七二五メートル)を中心に支脈が東は丹生にゆう吉田よしだから神成かんなり宮崎みやざき貫前ぬきさき神社・七日市一峯なのかいちいちみね山に終わる脈、中沢なかざわ蚊沼かぬまを分ける脈、東南東に向かって中沢南蛇井なんじやいを分ける脈の中央部には破風のような奇峰があり、剣の先端の形をなし、東南に向かっては急直下して小倉おぐらに達し、途中に鍬柄くわがら岳が突き立っている。南は下小坂の烏帽子しもおさかのえぼし鴉鳥屋からすとや山並が続く。大桁山の山頂から妙義山にかけては、第三紀層の富岡層群の泥炭層が熱変成作用で堅く生成されたもので、当山に産する俗称磨墨するすみ石はこうして出来たものである。東南麓千平せんだいら付近は下仁田構造帯に属し、山頂と千平間の鍬柄岳の北には中生代最後の時期にあたる南蛇井層がきている。なお大桁山は火山ではないが、妙義山塊の金鶏きんけい山を巡る有料道路より上は妙義山火山灰の堆積がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「大桁山」の解説

大桁山

(群馬県富岡市・甘楽郡下仁田町)
ぐんま百名山指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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