大気成層(読み)たいきせいそう

百科事典マイペディア 「大気成層」の意味・わかりやすい解説

大気成層【たいきせいそう】

大気圏がほぼ同心球的に地球をとりまく層状構造を形成していること。この区分名称気温分子量電離,特徴的化学過程などの違いによって決められる。大きな区分は圏と呼び,これを細分した場合に層と名づける。たとえば,電離圏とE層,F層など。気象学では世界気象機関が1962年に提唱した気温の垂直構造に基づく大気成層の区分の仕方と名称が使用されている。すなわち,大気圏は下から対流圏成層圏中間圏熱圏に区分される。
→関連項目圏界面高層大気成層圏大気対流圏

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む