大津山関跡(読み)おおつやませきあと

日本歴史地名大系 「大津山関跡」の解説

大津山関跡
おおつやませきあと

大津山山麓に古代・中世に設けられた関。肥後筑後との国境をなした。山麓一帯は「和名抄」の大水おおむつ郷と「延喜式」(兵部省)に記す駅馬五・伝馬五を置いた大水駅の比定地であり、古代から交通の要地であった。近世には西麓を豊前街道が通る。「平家物語」巻八(名虎)、「源平盛衰記」巻三三(平家大宰府落)に、寿永二年(一一八三)八月に都落ちした安徳天皇や平宗盛以下の平氏一門が大宰府にあった際、都から供奉してきた菊池高直が「大津山の関あけてまいらせん」と先立って肥後に打越したという話を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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