南関町(読み)なんかんまち

日本歴史地名大系 「南関町」の解説

南関町
なんかんまち

面積:七〇・〇七平方キロ

玉名郡の北西部に位置し、北部の大津おおつ(二五六・一メートル)、北東境の二城にじよう(三一九メートル)、南西境小岱しようだい(五〇一・四メートル)、西境の三池みいけ(三八八・一メートル)に囲まれ、西部をせき川が南流し、南部を菊池川支流の内田うちだ川が東南流する。北は福岡県山門やまと山川やまかわ町、西は同県大牟田おおむた市と荒尾あらお市、東は三加和みかわ町・菊水きくすい町、南は玉名市と接する。九州自動車道が中央を縦貫し、南関インターチェンジが開設、国道四四三号が東から北に抜ける。「和名抄」の大水おおむつ郷は町域内に比定され、町名大津山おおつやま関の南の地に由来し、「みなみのせき」と称されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南関町」の意味・わかりやすい解説

南関〔町〕
なんかん

熊本県北西部,山鹿盆地の西部を占め,福岡県に接する町。 1889年町制。 1955年坂下大原賢木 (けんぼく) ,米富 (よねどみ) の4村と合体。中心地区の関町は筑前肥後を結ぶ交通の要地で,古くから宿駅関所がおかれ,宿場町,農林産物の集散地として繁栄した。低山性の山間盆地では米,コムギのほか,野菜,肉牛を産し,タケノコ,クリ,木材の生産も多い。そうめん特産。町域の一部は小岱山県立自然公園に属する。九州自動車道が通る。面積 68.92km2。人口 8979(2020)。

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