大浜神社(読み)おおはまじんじや

日本歴史地名大系 「大浜神社」の解説

大浜神社
おおはまじんじや

[現在地名]能登川町伊庭

伊庭いば集落の東の入口、芝原しばはらに鎮座する。祭神牛頭ごず天王とされ、古くは牛頭天王社・祇園天王社とも称した。旧伊庭荘地区の産土神の一つで、旧村社。伊庭の坂下し(県選択無形民俗文化財)で知られる。本殿は、棟札によれば、文明三年(一四七一)九月伊庭貞隆の関与による造営が知られ、下って文禄三年(一五九四)一〇月、慶長一三年(一六〇八)三月には徳永寿昌が願主となっている。境内の仁王堂は鎌倉期の建造とみられ、もと仏堂であったらしいが、現在は神輿を納める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android