大湖諸国経済共同体(読み)たいこしょこくけいざいきょうどうたい(英語表記)Communaute Economique des Pays des Grads Lascs; CEPGL

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大湖諸国経済共同体」の意味・わかりやすい解説

大湖諸国経済共同体
たいこしょこくけいざいきょうどうたい
Communaute Economique des Pays des Grads Lascs; CEPGL

1976年9月にザイール (現コンゴ民主共和国) ,ブルンジ,ルワンダの3ヵ国が結成した経済共同体。3ヵ国はタンガニーカ湖キブ湖エドワード湖に隣接し,共通の歴史的背景をもち,独立以前はベルギー領コンゴを構成していた。経済統合の達成,加盟国の安全保障を目的とし,社会,経済,通商,科学,文化,政治軍事などの分野での調整・調和を目指している。3ヵ国のうちブルンジ,ルワンダでは部族抗争が激化しているため,92年8月の CEPGL首脳会議において,3ヵ国間の定期的接触により安全保障,特に国境に関する問題を解決することで合意した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android