大焦熱地獄(読み)ダイショウネツジゴク

デジタル大辞泉 「大焦熱地獄」の意味・読み・例文・類語

だいしょうねつ‐じごく〔ダイセウネツヂゴク〕【大焦熱地獄】

八大地獄の第七。焦熱地獄の下にあり、炎熱で焼かれ、その苦は他の地獄の10倍とされる。五戒を破った者および浄戒の尼を犯した者が落ちるという。

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精選版 日本国語大辞典 「大焦熱地獄」の意味・読み・例文・類語

だいしょうねつ‐じごくダイセウネツヂゴク【大焦熱地獄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「大焦熱」は[梵語] pratāpana の訳語 ) 仏語。八大地獄の第七番目の地獄。焦熱地獄の下、無間地獄の上にあり、罪人は炎熱で焼かれ、その苦は他の地獄の十倍といわれる。殺生・偸盗・邪婬・妄語邪見などの罪を犯したものが、無量億千歳にわたって苦を受けるという。大焦熱。
    1. [初出の実例]「大焦熱地獄者、在焦熱下」(出典往生要集(984‐985)大文一)

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