炎熱(読み)エンネツ

デジタル大辞泉 「炎熱」の意味・読み・例文・類語

えん‐ねつ【炎熱】

燃え盛る火の熱さ。
夏の厳しい暑さ。炎暑 夏》
[類語](1温熱火熱かねつ焦熱熱気温気うんきいきほとほとぼり余熱地熱電熱気化熱融解熱放射熱灼熱赤熱白熱加熱過熱暖房保温予熱断熱発熱放熱高熱ヒート/(2猛暑暑気酷暑極暑激暑厳暑炎暑大暑暑熱暑さ酷熱温気向暑残暑焦熱極熱灼熱しゃくねつ暑い蒸し暑い暑苦しい焼け付く蒸すいきれ人いきれ草いきれむんむんむしむしするむっと熱気蒸れる火照ほて暑中炎天油照り日照り日盛りかんかん照りじっとりじとじとじめつくうだる湿潤多湿

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精選版 日本国語大辞典 「炎熱」の意味・読み・例文・類語

えん‐ねつ【炎熱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夏のきびしい暑さ。炎暑。また、火の強い熱気。極熱(ごくねつ)
    1. [初出の実例]「君王機暇倦炎熱、午後尋真幸日宮」(出典文華秀麗集(818)中・扈従梵釈寺〈淳和天皇〉)
    2. [その他の文献]〔呉子‐料敵〕
  3. えんねつじごく(炎熱地獄)」の略。
    1. [初出の実例]「八大地獄の数々、〈略〉炎熱酷熱無間の底に」(出典:謡曲・求塚(1384頃))

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普及版 字通 「炎熱」の読み・字形・画数・意味

【炎熱】えんねつ

きびしい暑さ。唐・杜甫〔楊五桂州に寄す〕詩 五嶺(桂州の山)は皆炎熱 人に宜しきは、獨(た)だ桂林のみ

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