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大神基政 おおがの もとまさ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

大神基政 おおがの-もとまさ

1079-1138 平安時代後期の雅楽家。
承暦(じょうりゃく)3年生まれ。大神惟季(これすえ)の子。父と戸部正清に笛をまなぶ。堀河,鳥羽(とば)両天皇の笛の師範となる。狛(こま)笛,神楽(かぐら)笛にも長じ,大治(だいじ)3年雅楽允(うたのじょう),楽所勾当(こうとう)となる。「竜鳴抄」「竜笛(りゅうてき)古譜」などをあらわした。保延(ほうえん)4年9月8日死去。60歳。山井氏を称した。

出典|講談社
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朝日日本歴史人物事典の解説

大神基政

没年:保延4.9.8(1138.10.13)
生年:承暦3(1079)
平安時代後期の雅楽奏者。石清水八幡宮所属の楽人であったが,笛の才能を見込まれて,宮廷勤仕の地下楽家のひとつである大神家の祖,惟季の養子となる。家業は横笛。堀河,鳥羽両天皇の笛の師範。竜笛を戸部正清と惟季に,高麗笛を玉手公延に,神楽笛を堀河天皇に学び,雅楽に用いる3種すべての横笛の技術を習得した。その集大成として『大神家笛譜』を著したが,これは雅楽の国風化への移行期の様相を伝える貴重な笛譜である。元永1(1118)年に笛一の者となり,長じて長承1(1132)年当時としては破格の従五位下に叙される。翌年箏の上手として知られる娘夕霧のために『竜鳴抄』(『竜吟抄』とも)を著す。この書は小書ながら,鎌倉期の楽書『教訓抄』(1233)に先んじる貴重な楽書である。なお夕霧は,『建礼門院右京大夫集』の作者の母である。<参考文献>『楽所補任』

(蒲生美津子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の大神基政の言及

【律呂】より

…日本でも音律の意味で律呂を用いることが多いが,何かを2分類するときの対語としても使われ,例えば催馬楽(さいばら)は律歌,呂歌に分類されている。調名の分類に律,呂を用いた例では,狛近真(こまのちかざね)の《教訓抄》(1233)で,壱越(いちこつ)調,乞食(こつじき)調,双(そう)調,水(すい)調,大食(たいしき)調,沙陀(さだ)調を呂,壱越性調,平(ひよう)調,性(せい)調,道(どう)調,黄鐘(おうしき)調,盤渉(ばんしき)調を律と区分しており,大神基政(おおがのもとまさ)の《竜鳴抄》(1133)では,いわゆる六調子を律呂に分類している。その後,律呂は旋法あるいは音階上の用語としても用いられるようになり,明治にいたっては洋楽の旋法の概念を導入して命名された〈律旋〉〈呂旋〉の2分類も行われた。…

※「大神基政」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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