大福御前(読み)だいふくごぜん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大福御前」の解説

大福御前 だいふくごぜん

?-1593 織豊時代,北条氏邦(うじくに)の妻。
武蔵(むさし)天神山城(埼玉県)城主藤田康邦の娘で,藤田家存続のため氏邦と結婚する。夫が城主の鉢形(はちがた)城が,天正(てんしょう)18年豊臣秀吉の小田原攻めで落城した際,御前脱出。夫が加賀金沢へあずけられたため仏門にはいったが,前途を悲観し文禄(ぶんろく)2年5月10日自殺。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android