大荒比古神社(読み)おおあらひこじんじや

日本歴史地名大系 「大荒比古神社」の解説

大荒比古神社
おおあらひこじんじや

[現在地名]新旭町安井川

饗庭野あいばの台地から南に延びる山並南端に位置する。主祭神大荒田別おおあらたわけ命・豊城入彦とよきいりひこ命、配祀神は少彦名すくなびこな命・仁徳天皇・宇多天皇・敦実親王。「延喜式」神名帳に高島たかしま郡「大荒比古神社二座」とある神社だとする説がある。旧郷社。豊城入彦命の四世の孫大荒田別命は大野氏の祖といわれ、大野氏は現宮司の城戸きど氏の祖にあたる。創建年次は不明だが、嘉禎元年(一二三五)当地の領主佐々木高信が累代奉祀してきた四神を勧請して河内大明神とし、大荒比古神社を地主権現としてともに祀ったという。天正年中(一五七三―九二)兵火により社殿焼失、その後再建。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大荒比古神社」の解説

大荒比古神社

滋賀県高島市にある神社。祭神は大荒田別命(おおあらたわけのみこと)、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)。琵琶湖北西部に位置する。5月に行われる例祭「七川(しちかわ)祭」が有名。

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