20世紀日本人名事典 「大西鉄之祐」の解説
大西 鉄之祐
オオニシ テツノスケ
昭和・平成期のラグビー選手,体育指導者 日本ラグビー協会顧問;早稲田大学名誉教授;元・ラグビー日本代表監督。
- 生年
- 大正5(1916)年4月7日
- 没年
- 平成7(1995)年9月19日
- 出生地
- 奈良県
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学商学部〔昭和14年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 朝日スポーツ賞〔昭和30年〕,朝日体育賞(昭60年度),勲四等旭日小綬章〔平成1年〕
- 経歴
- 早大在学中にラグビーを始め、名フランカーとして活躍、全国制覇に貢献。東芝に入社後、昭和15年から終戦まで兵役につき、戦後は早稲田大学体育局に勤務。北島忠治明大ラグビー部監督と並ぶ日本ラグビー界の重鎮として知られ、早稲田ラグビーが弱体化した時に計3回、延べ9年間にわたって同部監督を務め、その度に復活させ、“大西魔術”と言われた。41〜47年日本代表チームの初代監督となり“展開、接近、連続”の自論のもと、ショートラインアウト、ダブルラインなどの新戦法を次々と考案、日本ラグビーを国際舞台に引き上げた。早大体育局教授・ラグビー部長をつとめ、62年定年退職。日本ラグビー協会常任理事を経て、顧問。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報