大詔奉戴日(読み)たいしょうほうたいび

精選版 日本国語大辞典 「大詔奉戴日」の意味・読み・例文・類語

たいしょう‐ほうたいびタイセウ‥【大詔奉戴日】

  1. 〘 名詞 〙 太平洋戦争当時、毎月八日をいう語。戦争開始の詔勅が発布された昭和一六年(一九四一)一二月八日にちなみ、戦意昂揚をはかったもの。興亜奉公日(毎月一日)に代わって定められた。
    1. [初出の実例]「前戦の将兵は大詔奉戴日といっても酒はのめない」(出典:地の群れ(1963)〈井上光晴〉八)

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「大詔奉戴日」の解説

大詔奉戴日
たいしょうほうたいび

第2次大戦中の記念日。太平洋戦争開始とともに,国民の士気高揚のため1942年(昭和17)に設けた。従来の興亜奉公日(毎月1日)にかえ,毎月8日を「挙国戦争完遂ノ源泉」として大詔奉戴日とした。開戦の詔書奉読式,神社・寺院での必勝祈願,各戸国旗掲揚などの行事が行われた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大詔奉戴日」の意味・わかりやすい解説

大詔奉戴日
たいしょうほうたいび

太平洋戦争開戦の詔勅が出された 1941年 12月8日を特別に記念する日。 42年1月2日の閣議で決定され,同年1月8日を第1回とし,以後毎月8日を大詔奉戴日とすることになった。国民の戦意高揚をはかる目的でとられた措置一つ

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