大鋒寺(読み)だいほうじ

日本歴史地名大系 「大鋒寺」の解説

大鋒寺
だいほうじ

[現在地名]長野市松代町柴

曹洞宗真田林大鋒寺。長国寺末。本尊釈迦如来。

開基は松代藩初代藩主真田信之。開山は長国寺八世観国察和尚。信之は晩年しば村に隠居所を建て住んだが、死後、その遺言によって隠居所の材木を用いて本堂等を建立した。また信之の霊屋を建てたが、当時の座敷書院にあたり、立石もそのまま開山の石碑を用いた。真田家は毎年一〇〇石を与え、霊屋、客殿、庫裏等の修理はいっさい藩費で行った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android