天山南路(読み)テンザンナンロ

大辞林 第三版の解説

てんざんなんろ【天山南路】

シルク-ロードのうち天山山脈の南側を通る道。清代には、天山・崑崙こんろん両山脈の間のタリム盆地をさした。回部。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天山南路
てんざんなんろ

中国、天山山脈を基準としてその南部の地区をさす語。天山北路とともに清(しん)朝時代に使われた。タクリマカン砂漠を含むタリム盆地にあたる。天山山脈、崑崙(こんろん)山脈、パミール高原に囲まれ、山麓(さんろく)地方には古代からオアシス農耕社会が発展し、シルク・ロードが走った。清代には回部(かいぶ)、回疆(かいきょう)ともよばれ、イスラム教徒の居住地であった。これらのイスラム教徒はウイグル人とよばれ、この地方の主要人口をなしている。[佐口 透]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

新華社

中華人民共和国の国営通信社。新華通訊社が正式名称。 1931年延安で創立され,48年北京に移り,現在は政府国務院新聞総署の管轄下にある。特に文化大革命以後は重要度が高まり,党と政府の発表はここを通じて...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

天山南路の関連情報