はみ

精選版 日本国語大辞典 「はみ」の意味・読み・例文・類語

はみ

  1. 〘 名詞 〙 植物おどりこそう(踊子草)」の古名。〔本草和名(918頃)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「はみ」の意味・わかりやすい解説

ハミ (哈密
)
Hami

中国,新疆ウイグル自治区東部のオアシス都市。人口39万(2000)。天山山脈の最東端南麓に位置し,紀元前からの東西交易路上の要地であり,遊牧民農耕民の混住の地でもあった。古くは伊吾盧あるいは伊吾と呼ばれていたが,9世紀のウイグル族移住の後にコムルQomulの名が現れた。哈密は,コムルのモンゴル語形ハミルHamilの漢音訳名である。17世紀末に清朝領に入り,中国人の西進拠点の一つとなり現在にいたっている。
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百科事典マイペディア 「はみ」の意味・わかりやすい解説

ハミ

中国,新疆ウイグル自治区東部のオアシス都市。漢字では哈密。天山南・北路の交会点に当たり,蘭新鉄路(蘭州〜ウルムチ)と自動車道路に沿い,甘粛・新疆交通要衝。土地は豊かで灌漑(かんがい)が発達し,小麦,豆類,果実,牛を産し,メロンは有名。付近石炭,金,鉛を産する。47万人(2014)。
→関連項目奇台

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旺文社世界史事典 三訂版 「はみ」の解説

ハミ
Hāmì

中国新疆 (しんきよう) (シンチヤン) ウイグル自治区東部にある都市
タリム盆地北部の東端に位置し,中国と西域 (せいいき) との交通の要地。後漢 (ごかん) 時代には伊吾,唐代には伊州と称した。9世紀以後ウイグル人が多く移住したが,現在は漢人の植民が行われている。

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世界大百科事典(旧版)内のはみの言及

【啓蒙思想】より

…一方,とくにフランスでは,無神論,唯物論といったより徹底して宗教を否定し,無用とする立場もみられる。これら啓蒙の宗教思想の,いささか性急に人間生活において宗教的なものないしは内面的精神的なものを平板化しあるいは切り捨てる側面に対しては,いちはやく啓蒙思想のただ中から,たとえばイギリスのブレーク,ドイツのハーマンら,のちのロマン主義に通じる批判が出現していることも注目されよう。
[認識論・知識論]
 人間の理性が啓示や宗教的権威から独立にもちうる力の一面を身をもって示したガリレイ,ニュートンの名に象徴される近代自然科学の成立が,理性の自律を説く啓蒙思想にとってはかり知れないうしろだてとなった。…

※「はみ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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