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天手力男命 アマノタヂカラオノミコト

大辞林 第三版の解説

あまのたぢからおのみこと【天手力男命】

記紀神話の神。天照大神あまてらすおおみかみが天の岩屋に隠れた時、戸を開いて大神を連れ出した大力の神。天孫降臨に従う。手力男命たぢからおのみこと

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天手力男命
あめのたじからおのみこと

天岩戸(あめのいわと)神話のなかに出てくる神。須佐之男命(すさのおのみこと)の乱暴を恐れた天照大神(あまてらすおおみかみ)は、天岩戸にこもってしまった。困った神々は、天岩戸から出てもらうために神事を行い、また天鈿女命(あめのうずめのみこと)が卑猥(ひわい)な踊りをしたところ、神々が爆笑した。天照大神が不思議に思い、天岩戸を細めに開いたとき、この神が手をとって引き出した(『古事記』)。文字どおり手の力の強い神の意であろうが、この話のなかでつくられた神のようにも思われる。しかし、天孫降臨神話のところに、佐那那県(さなながた)に鎮座されるとあり、伊勢(いせ)国(三重県)多気(たけ)郡に佐那神社があるところからすると、伊勢地方の地方神かもしれない。[守屋俊彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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